ハンバーグ本体が12oz…＝…3/4lbに加えて、4ozの木下牛で仕上げる肉塊入りソースを１つにまとめました。即ち…16oz＝1lbハンバーグの廣田的解釈、展開ということであります。

木下牧場の牛さんと出会わなければこの一皿は生まれませんでした。その脂の、眼を見張る旨さはParis的なステーキにしてこそ際立つのではありますし、多くの優れた料理人がその真価を際立たせる一皿に仕上げています。

が…彼らとはちょっと世代の違う廣田は、別の視点から木下牛の編集をしました。 大雑把に言えば『廣田店主が子供の頃に親しんだ昔ながらの洋食屋さんのハンバーグを分解して再構築した』ということで、その構成物はとても廣田的に選ばれ…調整され、現在の形となりました。

2021の年号が打たれていますが、この先変革があったとしても恐らくずっと基本形として存在できるバランスに仕上がった”Basic Hamburg“である…廣田はそう思っています。